多数あるFX関係のツールの中でも、全世界で最も人気なのがMT4(メタトレーダー4)です。
今回は無料で利用することができるMT4について、以下の内容に触れていきます。
- MT4が何なのか
- MT4でできることについて
- MT4のメリットデメリットについて
- MT4とMT5の違い
MT4について知りたかった人やこれから利用しようと考えていた人は、是非この記事を読んで利用を検討してみてください。
MT4とは

MetaQuartz Softwareが開発した無料で使えるFX取引ツールがMT4(メタトレーダー4)です。
日本では対応しているFX会社がそこまで多くはありませんが、海外では数百万人が利用している大人気ツールとなっています。
MT4は自動売買ができると共に50種類以上のインジケーターが使えるといった優秀な性能にもかかわらず、無料で利用可能なためより人気となっています。
MT4でできること

MT4でできることとしては、以下のようなものがあります。
- FXの自動売買プログラムとして利用可能
- 50種類以上のインジケーターが使える
- オリジナルのインジケーターや自動売買プログラムの組み込みが可能
- 本体のカスタマイズ性能が充実している
前項で紹介した自動売買プログラムや50種類以上のインジケータ以外に、オリジナルのインジケーター・売買プログラムの追加や本体自体のカスタマイズ性能が充実しています。
またMT4にはスマホアプリ版とPC版があり、それぞれでできることが少し異なっています。
ここからはスマホアプリ版MT4とPC版MT4それぞれでできることをご紹介していきます。
スマホアプリ
スマホアプリ版の場合自動販売機能に対応しておらず、簡単なチャート分析や任意のトレードが可能です。
インジケーターの追加はできず標準装備のインジケーターも30種類とPC版より少ないですが、その分出先で簡易的に使えるような設計にしてあります。
簡易的なものであるため機能としてはPC版よりも劣っているスマホアプリ版ですが、その分PC版とは違って口座開設せずに無料でリアルタイムにチャート確認が可能です。
PC版
PC版MT4では自動売買や50種類以上のインジケーターなど、MT4の基本的な機能はすべて利用することができます。
またオリジナル開発した自動販売プログラム・インジケーターの追加ができるのもPC版だけになります。
PC版はPCがないと使えないため持ち運びなどが不便ですが、その分充実した機能の利用が可能となっていますね。
MT4のメリットデメリット

無料で使える優秀なFXツールMT4には多くのメリットがあると共に、デメリットも存在しています。
メリットが大きいかつ多いため人気のツールとなっているのですが、存在しているデメリットもしっかりと知っておいたほうがよいです。
ここからは、MT4のメリットとデメリットについて、それぞれより詳しくお話していきます。
MT4のメリット
MT4では自動売買プログラムや50種類以上のインジケーターが利用できるだけでなく、他にもメリットがいくつかあります。
メリットの1つは自動売買プログラムのバックテストが可能であるため、開発した自動売買プログラムを利用して利益が得られるかどうかの検証ができます。
また他のFX取引ツールと同じように、チャートからワンクリックでの注文をすることも可能です。
分析しているチャート上でストップ注文やリミット注文などの発注・変更を、ドラッグ&ドロップで簡単に行えちゃいます。
MT4のデメリット
高機能なMT4にはメリットが数多くありますが、その分取引なれしていない初心者だと覚えることが多く使いこなすまでに時間がかかるデメリットがあります。
基礎的な注文やインジケーター表示ぐらいなら簡単にできますが、高度な取引を行いたい場合はそれだけ操作が複雑になります。
オリジナル開発したインジケーターや自動売買プログラムの導入・バックテストには詳細なマニュアルが必要になることが多いです。
また日本国内ではMT4に対応しているFX取引会社が少ないこともデメリットだといえます。
MT4に対応したFX会社選びをする際は、詳細なマニュアル提供がされているかも選択基準にはいってきますね。
MT4とMT5の違い

MT4には更にそれを改良したMT5も提供されています。
MT5はMT4に比べてシステム動作処理が軽かったり、パックテストの所要時間が短め・チャート時間軸が多いといった上位互換的な機能になっています。
ですが、MT5では利用可能なEA数が少なくまだ発展途上のツールで、使用方法に関する情報も少ないです。
まずはMT4で利用方法を覚えて、対応EAなどが増えてきて主流が変わるぐらいの時期にMT5へと乗り換えていくのがおすすめですね。
最後に

今回は全世界で人気となっているFXの無料ツールMT4についてご紹介してきました。
MT4では自動売買プログラムや50種類上のインジケーターが使えるだけでなく、オリジナル開発した自動売買プログラム・インジケーターの追加やバックテストが可能です。
多機能で優秀なMT4ですが、初心者が使いこなすには時間がかかるといったデメリットも存在しています。
上位互換のMT5も存在していますが、まだ対応EA数が少なく使用方法に関する情報も少ないので、まずはMT4で使い方など慣れてから期を見て移行するのがおすすめです。
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